2022年10月28日(金)
Lakkeの広報を担当している同居歴20年薬剤師のdohkyon🏠です。マスオ一級建築士で代表の金内とともに、二世帯や同居、家族との暮らし方にまつわる情報をブログで発信しています。
先日リノベーションが完成したS様のお家には洗面台が3台あります。2人の男の子がラグビーキッズなこともあって、普段とにかく手や顔を洗うことが多いS様ご家族。リノベーションするなら思い切って、3か所に洗面台を置きたいとのご希望でした。それぞれの洗面台に違うタイルやデザインを選ばれ、木の温もりを感じられる素敵な洗面スペースができました。
そしてハタと気づきました。洗面台やトイレは家族で毎日使う重要な場所なのに、リノベーションやリフォームではあまり主役になりません。自身の同居生活を振り返った時、洗面トイレはリビングや寝室に比べて検討の優先順位が低かったのに、実際住んだ時に一番不便さを感じたのが洗面とトイレスペースでした。
そこで今回は、二世帯住宅での同居や大家族のご自宅リノベーションで人気のスタイル、「2コ×2コ洗面トイレ」の魅力をご紹介します。
二世帯住宅や大家族に人気の「2コ×2コ洗面トイレ」とは
リノベーションやリフォームでは、洗面トイレの数、そしてデザインは後回しになりがちですよね。でも、実際二世帯住宅で同居してみると、一番家族が活発に出入りして使いたい時間がかぶるのは、洗面台とトイレであることが多いです。そこで生まれたのが、「2コ×2コ洗面トイレ」。1軒の戸建てに1コずつの洗面トイレを置くことにこだわらず、家族がより使いやすいように洗面とトイレをつけよう!という斬新な発想で、洗面台xトイレをそれぞれ2コ以上置く間取りスタイルです。
ここ数年Lakkeでも、二世帯住宅の同居や大家族のリノベーションでは玄関に1コ、バスルーム横にもう1コといった、洗面トイレを複数設置する2コx2コのスタイルが人気です。場合によっては、ご家族で相談されて合計3コの洗面台をつけたお客さまも!
そうは言っても限られた敷地でリノベーションやリフォームをするには、複数洗面台を置く場所が取れないこともありますよね。そんな時は洗面台を1コにして、水栓蛇口2コ+広い洗面ボウルにするアイデアもおすすめです。
朝の忙しい時に限って、洗面台が空かない!と言った不便さは、同居や大家族では良く起こります。そんな時、「2コ×2コ洗面トイレ」スタイルでは洗面台が2コあるので、朝の忙しい時間でも各自がゆったりと支度をすることができます。そして、洗面ごとにタイルやボウルのデザインをがらりと変えられるのも、「2コ×2コ洗面トイレ」スタイルの魅力の一つ。好みの色タイル、水栓蛇口、ちょうど良いサイズの洗面ボウルを組み合わせれば、あなただけのオリジナルな造作洗面台のでき上がり!そんなこだわりの洗面台が家にできたら、ご機嫌な朝を演出できそうですね。
「家の中で以外にゆっくり落ち着ける場所、実はトイレなんです・・・」なんていう方も少なくないのではないでしょうか。「2コ×2コ洗面トイレ」スタイルは、それぞれのトイレもこだわったデザインにします。ポイントは、メインで使う家族メンバーがくつろげる色や雰囲気、明るさを選ぶこと。例えば、娘さんのお部屋近くのトイレでは少し思い切ってカラフルな柄のアクセント壁紙を選ぶ、ご両親が使うトイレルームは照明に凝ってみるなど一工夫すると、あなただけのお気に入りトイレスペースを作ることができます。
二世帯住宅や大家族のお家では洗面台やトイレスペースは特にたくさん使われるので、お掃除も大変です。共用スペースは掃除がついおろそかになりがちですが、こだわりのお気に入りデザインにすれば、家族皆んなできれいに使おう!と心がけるきっかけにもなりそうです。
最近人気の「2コ×2コ洗面トイレ」はいかがでしたか。二世帯住宅や大家族のリノベーション、リフォームを検討される時には、理想の洗面台やトイレのイメージについてもぜひご家族で話してみてくださいね。
将来同居するかもしれない未来のサザエさん・マスオさんへ
イ・ロ・ハ・二世帯 by Lakke
のべ400棟以上を設計、自身も20年以上同居するマスオ一級建築士が考える二世帯同居のヒントを掲載中