2020年06月09日(火)
80歳のお母様がひとりで暮らしている住まいに、娘様ご家族が同居をしたいという事から始まった今回のリノベーション。しかし長年住み続けた住まいには様々な思い出と共に荷物がたくさん詰まっています。
今回は、工事を始める前までこれらの荷物を片付けることが大変でした。なぜなら新型コロナウィルスの影響もあり、離れて暮らす娘様ご家族は手伝いに来ることができなかったからです。
例えば家の整理をするにしても、天袋の奥に仕舞い込んだ物達をおろすことさえ一苦労です。なぜなら当時は簡単にしまえたものも、高齢の今となっては高所作業で危険が伴うからです。
使わなくなったエレクトーンやスーツケースの数々についても、粗大ゴミの手続きやら、家の外へ運び出さないといけないとやらで、何かと手間のかかる作業が発生します。
マスオ建築士の見解として…
いろいろなお住まいを拝見していますが、うまく片付けるコツとしては、今使っていない物は思い切って処分してしまうことかと思います。再利用すべき家具は間取りを考える際に組み込むべきですが、そうではないものについては、この際思い切って処分されることをお勧めします。
リサイクル業者に手配することもアリですが、そこへ依頼する手間を考えるとどうしても時間がかかってしまい、本来やるべき作業(物を整理する)が疎かになってしまう方が多いように感じます。
そこで、処分方法としては主に以下の5つの方法があるかと思います。
1.自分で車で区役所等のゴミ回収に運ぶ
2.粗大ゴミに出す
3.建築会社に一緒に処分をお願いする
4.近所を巡回している軽トラに依頼する
5.リサイクル業者に引取を依頼する
作業ができる方なら、1か2がオススメ。コストも安いです。
自分達ではできないなーという場合には、多少費用はかかるものの3もしくは5がいいかもしれません。
できれば4は避けた方が無難です。
(過去のお客様で、頼んでよかったという話を聞いたことがありません)
以前ご依頼いただいた方で、お祖父さんが住んでいた家をリノベーションする際に、
「この部屋の本や洋服なども全ていらないので、全部処分してください」
ということがありましたので、いる物いらない物がはっきりさせることが大切かと思います。
「ここからは、私たちにお任せください!」
屈強な作業員がバリバリと手際良く作業を始めました。
両世帯が安心して、快適に二世帯住宅生活ができるよう、進めていきます!
【二世帯住宅事例】母親と無理なく同居するためのリノベ術_練馬区
「マスオ建築士」
株式会社Lakke 金内浩之
一級建築士
木造住宅診断士
住宅ローンアドバイザー
ファイナンシャルプランナー
相続診断士(一般社団法人 相続診断協会認定)