2018年08月01日(水)
同居生活をしていると気になる事があります。
それは、「生活音」です。
これは、人が動けば仕方のないことかもしれません。
夫婦間でも同様のコトって、あると思います。
「マスオさん」生活をしている私も、色々と感じています。
私自身も、「家の中の音」を特に気にするタイプのようです。
「今日は休みの日。朝ゆっくりしようかなぁ〜」
という時に、「ウィーン!」とか「ガァー!」と掃除機などの「音」が遠くの方から聞こえると、シャキッとしなくてはならない気持ちになります。(ダラダラ防止にはいいかもしれませんが…)
細かい話、「掃除機の音」「ミシンの音」「ミキサーの音」など生活上出てしまう騒音は避けようがありません。
私も、朝スムージー作りにはまっているので、負けじと「ぐぃーーん!」と2馬力のハイパワーを持つ「バイタミックス」で、グリグリと果物を粉砕しています。
足音にはじまり、生活する上で生じる「音」。建築業界ではその「音」を軽減する様々な材料や、構法が存在します。
ですので、家を建築するときやリフォームの時に併せて対策すると、日々のストレスが軽減されるかと思います。
ちなみに、効果があるのは壁や天井にグラスウール、セルロースファイバーのような「断熱材」を入れると「音」が伝わりにくくなります。
「旭ファイバーグラスホームページ参照」
音は重い材料ほど、より遮音性が高まります。
さらに、音を吸収、吸音するには綿アメのような「フワフワ」感が効果的です。
このフワフワ素材がグラスウールです。
「旭ファイバー アクリアウール参照」
これらを壁や天井のあいだに入れることで、音を吸収してくれます。
断熱性も高まり、一石二鳥です。
さらに!
「遮音シート」という、黒いシートを壁に被せるように貼ることで、さらなる遮音効果が期待できます。
「DAIKEN 遮音シート」
ちなみに、使用感ですが…
我が家では私たちの寝室の隣が、仕事で使用するミーティングスペース兼ギャラリースペースになっています。
その壁に、グラスウールと遮音シートを貼りました。
その部屋で夜間「ワイワイ」することもありますが、遠くの方で話し声がする程度で、だいぶ遮音してくれています。
壁に設置される扉についても、いくつか遮音のグレードがあります。
カラオケボックスにあるような「防音ドア」や、他のドアと変わらないデザインの「簡易遮音建具」など求める「遮音」のレベルにより、いくつか商品があります。
「DAIKEN ホームページより」
本格的な防音ドアを設置する場合は、室内がより密閉されるので、換気に対して配慮が必要になります。
二世帯住宅のような、大人が多数で暮らすような住まいの場合には防音対策も必要かもしれませんが、そういったモノではなく、「思いやり」がより必要なのかなと思います。
でも実際に暮らしてみると、こんなこともあります。
たまに、義理の両親が旅行などで不在の時は、家の中がシーンとして静かなのですが、逆に静かすぎてチョットさみしさを感じます。
「いつも家に誰かがいる」という安心感があるからこそ、毎日の生活を楽しむ事ができるのかもしれません。
「マスオさん建築士」
株式会社Lakke 金内浩之
一級建築士
木造住宅診断士
住宅ローンアドバイザー
ファイナンシャルプランナー
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【イ・ロ・ハ・二世帯 by Lakke】
のべ400棟以上を設計、自身も20年以上同居するマスオ一級建築士が考える二世帯同居のヒントを掲載中