2018年07月20日(金)
「希望ですか? リビングは思いっきり光の入る、できるだけ大きな窓で!」
「あと…インテリアは、シックな木製のウッドブラインドで」
お部屋に、光がサンサンと差し込み、明るく開放的な空間!
しかもウッディなブラインドが、素敵なインテリアを演出…。
(画像と本文は関係ありません)
最近の窓は、1間幅(いっけんはば)と呼ばれる幅が1,800mmのサイズ以上の大きな窓も増えてきました。
建物の耐震上で筋交いの強度が高くなり、より開放感のある間取りが作りやすくなったことも要因としてあるのだと思います。
そこで…
1間幅よりも大きな2,200mmや、2,500mmなどのサイズを採用するケースには要注意です。
「なぜ?」
このサイズになると、窓の引き戸の枚数が選べます。
引き違いだと「2枚戸」か「4枚戸」かの選択になります。
「いゃー、1枚あたりのガラス面が大きい2枚戸でしょ!」
と思った方は、ぜひ実物を確認してみてください。
というのも、最近のサッシはガラスの性能が高くなってます。
「ペアガラス」ですと、ガラスが両面で2枚入っています。
しかも、厚みが3mm〜5mm 場合によっては8mmなどです。
扉全体で一枚あたりの重さを確認してはいませんが、結構な重さ…。
引き戸の手かけもシンプルなものだと、おばあちゃんにはちょっと厳しいかもしれません…。
さらに、窓の内側に「木製ブラインド」を設置したとします。
これも「ひも」を引っ張り、上げ下げします。
この「ひもを引っ張る」という作業も握力が無いと、キツい作業かもしれません。毎日のことなので、採用の時には上げ下げを試すことを、ぜひオススメします。
ちなみに、上記二つのパターンは、こんな感じで改善可能です。
サッシについては、手すりのような「大型の引き手」がオプションでつけられるシリーズもあります。
(YKKAPサッシ参照)
https://www.ykkap.co.jp/search-b/elderly-sp/barrier-free.html
ブラインドについては、そもそもその羽が軽いもの、例えば羽の奥行きが小さいものや、羽が横ではなく縦型の「バーチカルブラインド」にする方法もあります。
(出典:株式会社ジェイビーエス)
使い勝手は個人差があるので、ぜひ実物で確認してください。
「マスオさん建築士」
株式会社Lakke 金内浩之
一級建築士
木造住宅診断士
住宅ローンアドバイザー
ファイナンシャルプランナー