2018年07月06日(金)
ある日突然、外国から国際電話が・・・。
「プルル・・・」
今回ご紹介する事例は、築年数50年強の木造住宅のリノベーションです。
この案件は、香港にお住いの方からの依頼です。
空き家となってしまったご実家を相続で譲り受けることになり、
その建物を復活させて欲しいというご希望です。
まず現地調査に行きましたが…
結構な傷みがあり
「さて、どうやって活かそうか…。」
「この家ではどのような生活をしていたんだろう?」
「このテーブルを囲んで、お茶を飲みながらゆったりとした時間を過ごしていたのだろうなぁ」
などなど、今までの暮らしぶりに思いをはせます。
お施主さんにお話をうかがうと
「昔は、一緒に働いている職人さんと共に生活してたんですよ」
なんと! これぞ究極の同居生活!
ちょっと前の日本では、このように社員の方々と一緒に寝食を共にしていたんですよね。
その方々の寝室がコチラ
この畳の上で ”ワイワイ” ”ガヤガヤ” と、
数人があぐらをかき、日本酒片手に談笑する姿が思い浮かびます。
「そうか、この家で仕事を頑張ってきたご両親の想いに応えるためにも、
この家を次の世代へ、安全に安心して引き継げるようにしなくてはならない!」
と、我ながら一人この空間で思いをめぐらせます。
家族大人5人が快適に、そして将来、二世帯住宅になったとしても
「楽しい」同居住宅にできるようにしてください!
というお施主さんの思いをもとに、このプロジェクトは始まったのでした。
「マスオさん建築士」
株式会社Lakke 金内浩之
一級建築士
木造住宅診断士
住宅ローンアドバイザー
ファイナンシャルプランナー